【真実の行方】

主演:リチャード・ギアエドワード・ノートン 

監督:グレゴリー・ホブリット

 

【予告編】

【真実の行方】キャスト

  • マーティン・ベイル(演:リチャード・ギア)
  • アーロン・スタンプラー(演:エドワード・ノートン)
  • ジャネット・ベナブル(演:ローラ・リニー)
  • モリー・アリントン(演:フランシス・マクドーマンド)
  • ミリアム・ショート判事(演:アルフレ・ウッダード)
  • ジョン・ショーネシー(演:ジョン・マホーニー)

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【真実の行方】あらすじ

(結末まで記載があります!)

(まだ見ていない方はネタバレ注意!)

 

敏腕弁護士のマーティン・ベイル(リチャード・ギア)は、

数々の大きな事件を弁護士し、日頃からメディアで名を売り、

取材を受けるほどの弁護士だった。

 

ある朝、シカゴで大司教が無残な姿で発見されるという凄惨な事件が起きる。

大司教の胸には、『B32-156』と言う文字がナイフで刻まれていた。

 

そしてその事件の容疑者として、

事件直後、血まみれの状態で現場から逃げていた、

アーロン・スタンプラー(エドワード・ノートン)と言う19歳の少年が逮捕された。

 

大司教が犠牲になった事件と言う事もあり、

この事件はニュースにも大きく取り上げられ、

世間の注目を集めるこの事件を聞き、アーロンの弁護を無償で買って出た。

 

面会したアーロンは、オドオドした所があるような気弱な少年で、

彼は、事件の現場に別の人がいたと話し出す。

 

アーロンは、街で物乞いをしていた所を大司教に施設に連れていかれ、

いわば、父親の様な存在だった。

 

事件当日は、本を返そうとしていた所、

大司教の寝室から物音が聞こえたので覗いてみると、

辺りは血の海で、大司教が床に倒れていたとのこと。

 

そして大司教の上に誰かが覆いかぶさるようにいて、

アーロンの方へ向かってきたと思ったら、時が消えたのだと言う。

 

アーロンは、時々意識を失ってしまう症状を持っていると話した。

 

そして意識を取り戻した時には、体に血がついていて、

パトカーの音が聞こえたから、思わず逃げてしまったようだった。

 

そしてマーティンは、精神科医であるアーリントン(フランシス・マクドーマンド)に協力を仰ぎ、

この記憶喪失の症状を探ろうと試みる。

 

そして、裁判の相手である検事は、

マーティンの元部下でもあり、元恋人でもある、

ジャネット・ベナブル(ローラ・リニー)だった。

 

 

マーティンは何度もアーロンと面会をするうちに、

アーロンは、恋人だと語る「リンダ」の名前に反応を示す。

そしてマーティンはアーロンは無罪だと信じ、裁判を進める。

 

しかしその時、検事側から、

大司教の胸に刻まれた『B32-156』謎が明かされる。

それは、教会の書庫にある本のページを示したものだった。

そして、その本のP156には、ある一文にアンダーラインがひかれていた。

 

『2つの顔を持つ者はどちらが本物かをやがて忘れてしまう』

 

大司教には、世間で知られているような顔以外の裏の顔があり、

それを知ったアーロンが犯行に及んだ。

それが動機なのではないかとの事だった。

 

自分たちが掴めていなかった事実を突きつけられたマーティンは焦りを覚える。

しかしその後、アーロンと同じ施設にいたアレックスから、

あるテープの存在を知る。

 

そのテープは、大司教が撮影した、

アーロン、アレックス、そしてリンダの映った、

性的な虐待を受けたようなテープだった。

 

それを見たマーティンは、これが犯行の動機だと感じ、

アーロンに面会に向かい、真実を聞き出そうとする。

 

アーロンに、隠し事をしていた事を激しく詰め寄るマーティン。

しかしそれでも、怯えたように犯行を否定していたアーロンだったが、

テープを見たことを聞かされた事を切欠に、突然アーロンの様子が変化する。

 

突然、別人のような表情をしたアーロンがマーティンの胸倉を掴む。

 

「お前が脅すから、アーロンがびびって引っ込んじまったじゃねえかよ」

 

そう言うと逆にマーティンに詰め寄り出す。

マーティンは一瞬動揺するが、すぐに状況を察したように、

彼から事件の事を聞き出すことにした。

 

先程までと別人のように高圧的な態度の彼は、

自分の事を『ロイ』と名乗り、大司教の事件も自分がやったのだと語った。

 

しかし、一通り事件の話を終えると、

異変を感じたアーリントンが部屋に入ってきたのを切欠にして、

また彼は今までの弱気なアーロンに戻った。

 

彼は、解離性同一性障害。

つまり、典型的な多重人格障害だった。

 

 

その事実を知ったマーティンは、アーロンの動機にもなるテープを、

あえて裁判に提出する事で、陪審員に同情を抱かせる事を考え、

検事側からそのテープを提出させる策にでる。

 

そして、思惑通りテープは提出され、

大司教の裏の顔も、白日の下にさらされることに。

その後の裁判は荒れて行った。

 

精神科医のアーリントンの証人喚問では、

アーロンの多重人格も知られたが、

それは、事件の本筋とはそれていると検事側は反抗する。

 

そして最終喚問。

アーロン自身が尋問を受ける事に。

 

マーティンはアーロンに対し厳しく質問を投げかけていくが、

それはある程度決まり切ったような質問で、あっさりと終える。

 

そして検事側の反対尋問。

検事は、彼の犯行を激しく否定し、罵倒するような言葉を言い放つ。

 

アーロンは弱気に犯行を否定し、大司教への尊敬を口にするが、

次第に検事によって追い詰められていく。

 

そして、検事が激しく罵るような言葉を投げつけ、

反対尋問を終えようとしたとき、アーロンの顔が一変する。

 

そしてロイが現れ、検事に掴みかかって行く。

検事を無理やり捕まえ首を絞め暴れまわるが、

周りの人に制止され、裁判は中断。

 

そしてその後、この事件の裁判は中止となり、

アーロンは無罪として病院に移されることになった。

 

 

裁判が終わり、アーロンの元を訪れるマーティン。

病院に移されることになった事を告げると、

アーロンは、「命の恩人です」と言って安堵の顔を見せた。

 

そして、マーティンがその場を去ろうとした時アーロンが、

 

「検事さんに謝っておいてください」

 

と言う。

それを了承し、その場を去ろうとしたマーティンは気付く。

あの時はロイの人格だったから、記憶がなかったのでは?

 

そしてアーロンに戻って訪ねると、アーロンの表情が変わる。

 

「流石、頭がいいね」

 

その顔は気弱なアーロンではなかった。

 

「ロイは存在しなかったのか……」

「初めから存在しなかったのはアーロンの方さ」

 

そう言われたマーティンは、呆然としながらその場を去った。

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【真実の行方】感想と評価

この【真実の行方は、基本の大筋ストーリーは、

リチャードギア、エドワードノートン主演の、

法廷もののサスペンス映画。

 

しかし、この映画の見所は何と言っても、

容疑者役であるエドワード・ノートンの怪演。

 

この映画の当時は、まだ少年ぽさが残る位若いですが、

僕はこの映画で、エドワード・ノートンヤバい!って思って、

他の作品も見たくなったくらいです。

 

エドワード・ノートンと言えば、ブラピと共演した、

『ファイトクラブ』とかも有名ですが。

 

> 【ファイトクラブ】あらすじはコチラから

 

 

あのたれ目のせいか、弱々しい役がめっちゃ似合いますよね。(笑)

しかし一転、怖い役をやらせたら、これもヤバい。

この【真実の行方】では、その両方を二重人格として演じてる訳です。

 

邦画とかで二重人格の役とかが出て来たりすると、

やっぱりどちらかが頑張って演じてる感が出ちゃいますが、

この作品のアーロンとロイは、

完全に別人じゃないかって位に表情も雰囲気も違って、

同じ人が演じてるようには見えないくらいです。

 

このエドワード・ノートンを見るだけでも、

映画を見る価値はあると思います。

 

そして、さらに最後の最後にどんでん返し的に発覚するアーロンの真実。

ストーリー展開も上手いですよね。

 

とにかく、まずは見てみればこの作品の良さは分かって頂けるかと思います。

それくらいお勧めできる作品の1つ。

 

是非、興味が湧いた方は見てみて下さい!

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