【シャッターアイランド】(主演:レオナルド・ディカプリオ)

【予告編】

この【シャッターアイランド】、一度見てみると分かりますが、

とにかく色々な、伏線なのか、伏線と思わせるだけのシーンなのか、

そう言ったシーンが沢山出てきます。

 

それぞれのシーンで色々な解釈があり、

完全な正解は、作った人達しか分からない(作った人も分からないかも)ですが、

ここでは【シャッターアイランド】について挙げられる色々な伏線や疑問点を、

僕なりの解釈で解説していきます!

 

> 【シャッターアイランド】あらすじはコチラから

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【シャッターアイランド】二大解釈

(ここからネタバレを含みますので、まだ見ていない方は注意!)

【シャッターアイランド】には、映画全体を通した解釈として、

大きく分けて2通りの解釈の仕方があると言われています。

 

それが、【患者説】【陰謀説】

 

簡単に言うと【患者説】は、全体が患者である主人公の症状を改善する為の芝居を打っていた。

という解釈。

【陰謀説】は、病院側が捜査に来た主人公を操作しようと企んだ出来事。だという解釈。

 

ザックリと言うと、この2通りのどちらかに解釈するかによって、

それぞれのシーンの伏線や疑問の捉え方は変わってきます。

 

潜入捜査の為に精神を病んだふりをして入院していたとか、

何度かここに捜査として来たことがあったとか、

色々と可能性を上げだしたらキリがありませんが、

可能性として考えられるものの解説を、疑問がでそうな箇所に対してしていきたいと思います。

 

ちなみに僕は患者説が一番好きなので、その場合の解釈が多いですが、

陰謀説の場合は疑問が残る箇所についてはその時の解釈も記載します。

 

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【シャッターアイランド】伏線解説

  • 島に向かう船でテディの具合が悪い。

自分が子供達を失った原因である水に対する苦手意識が強いから。

 

  • テディたちに対する警戒がかなり厳しい

テディ自身が、要注意患者だから。陰謀説だとしたら警戒するのは当然。

 

  • テディが、鉄線に電気が流れていることを知っていた

テディが、患者として(陰謀説では情報として)その事実を知っていたから。

 

  • チャックが武器の取り扱いが下手

本当は保安官ではなく、シーアンという名の医師だから。

陰謀説の場合、チャックも病院側の人間で保安官ではないから。

 

  • テディに、患者が手を振ったり、「しー」と指を立てたりする

患者だから面識がある。

陰謀説では、ここに来たことがあるから、もしくは患者が何かを訴えかけようとしている?

 

  • レイチェル・ソランドのしたことを聞き、写真を見たテディが頭痛に。

それが本当は妻ドロレスのした事だから。

 

  • 『4の法則 67番目は誰?』というメモ

病院側の細工。4の法則はテディの名前は4人の名前、本名のアンドリュー・レディスのアナグラム。

レイチェル・ソランドは妻のドロレス・チャナル名前のアナグラムだという事。

67番目は誰?、患者の数がA、B、C棟合わせて66名。実は67番目の患者がいるという意味。

それがテディ(アンドリュー・レディス)の事。

 

  • 事情聴取された女性職員が、シーアン医師と言う言葉でチャックの方へ視線を向けた

チャック役を演じているのがシーアン医師だから。

 

  • 妻・ドロレスが、火事で亡くなったのに、夢の中でズブ濡れ

彼女は実際は、ズブ濡れの状態で腹を撃たれたから。

 

  • 男性患者にレイチェルのことを聞いた時、テディがメモ帳に鉛筆をこすりつける

彼が嫌がると知っていた(同じ患者)から。但し、この手の患者はこう言う音を嫌がるという事を知っていたという可能性も無くはない。

 

  • 女性患者が『RUN(逃げて)』とメモに書く

幾つか解釈の仕方はあるので、僕なりにありそうな可能性を挙げると、。

  1. 患者が病院側に指示されていた
  2. レディスだと知っている患者が、手術を避ける為に『逃げて』と言っている。
  3. 陰謀説の場合、テディを助けようとした女性患者の行動

 

  • 女性患者が水を飲む時、コップが消えている

少し前のテディの夢の中で、妻・ドロレスが持っている酒瓶が同じように消えている。

その幻想と現実が入り混じっている。もしくは、女性患者がそれを聞いた事があってわざと。

 

  • 病院に戻ったレイチェル・ソランド

この後、このレイチェル・ソランドと同じ顔をしたナースが出てくる。つまり彼女は病院側の人間。

陰謀説の場合は、この事件自体は本当にあった事とも考えられますが、

戻ってきたソランドは病院側の仕込みでしょう。

(後でナースとして出てくるため)

その場合は、洞窟の女性が本物のソランドの可能性もアリ。

 

  • ジョージ・ノイスの牢でマッチが消えた後も明るい

ジョージ・ノイスとの会話は、テディの妄想と現実が入り混じっている。

マッチの明かりで話しているときは、実際のノイスの言葉。

現実に喋った部分はコーリー院長が持っている会話記録に残っている部分。

 

  • ジョージ・ノイスとテディの関係

ノイスもテディも患者で、テディを怒らせたノイスを殴り続けた事がある。

 

  • 崖から転落したチャック

テディの妄想。崖を下りるといないのもそのため。

 

  • 洞窟の女性

テディは本当のレイチェル・ソランドだと考えてるが、それに否定もしないが答える訳でもない。

この女性の自体が妄想だと考える人が多い。

が、話している内容が、テディが勉強でもして知ってたであろう内容を越えてる位専門的な事や、

実際に彼女触れて居たり、火を焚いている事、妄想だとしたら一晩一人でココで?って事などから、

僕は実在はしていたって方がしっくりくる。

その場合はソランドではない可能性が高いが、病院から逃げ出した患者か、

病院側がテディを混乱させるために用意したか。

個人的には、この女性の言っている事は真実だって意見が1番好きだが、

明確な答えが出ている訳ではない部分。

 

  • テディが「相棒は?」と聞くと院長に「君は一人で来た」と言う

テディの治療も大詰めで、レディスに戻ってもらう段階に入ったから。

 

  • テディその院長の言葉を素直にそれを受け入れる

洞窟での女性との話で、騒ぎ立てると精神異常と思われる可能性があると考えたから。

 

  • 灯台でテディの手が震えてる

患者として打たれていた薬の影響。

陰謀説の場合、洞窟の女性に言われた様にタバコなどに仕込まれた精神治療薬のせい。

 

  • レディスとして目覚めたときに出てくるナース

レイチェル・ソランド役をしていた女性。

 

  • 「ここにいると考える。どっちがましかな。モンスターのまま生きるか、善人のままで……」の意味。

患者説と考えるか、陰謀説として考えるかで大きく変わる部分。

別記事で僕なりの解説しています。

 

> シャッターアイランド映画のラスト!最後のセリフの意味は!

 

 

【シャッターアイランド】患者説?陰謀説?

で、結局どっちなんだって思いもあるかもしれませんが。

正直僕は、「これが正解だ!」って答えを出すことに特に意味はない気がします。

 

各所をその人がどう解釈するかにによって、答えは変わってきますし、

それぞれが導き出した答えのどれが正解で、どれが間違いだなんて事も思いません。

 

中には、違った答えを述べている人に対して、

 

「何言ってんのお前」

 

ってくらいの勢いで批判する人もいますが、

当然その人だってこの話の絶対的な正解を知っているって訳でもないでしょうし。

 

例え原作では答えが出てたとしても、映画ではそれと同じとも限りませんし、

映画を製作した全ての人が、同じ明確な答えを作ってそれに向けて作ったとも限りません。

 

だから別に、それぞれが1番納得出来た解釈が答って事で良いんではないかと思います。

 

 

ちなみに僕は、初めにも言った通りシンプルに『患者説』が一番好きです。

 

 

勿論僕自身もより納得のいく意見を聞いたら、「確かに!」って思う事もあるかもしれないので、

何かご意見ありましたら、お気軽にご連絡ください!

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