【大洗にも星はふるなり】
主演:山田孝之 監督:福田雄一
【予告編】
バカバカしくも面白い!しかもサスペンス?
実力者俳優達が全力でくだらない事こやったらこんな面白いんだなという感じ。
映画【キサラギ】の様な、ワンシチュエーション物のコメディサスペンス?
個人的には、佐藤二郎さんの面白さが爆発してて大好きな作品です!(笑)
【大洗にも星はふるなり】キャスト
- 杉本(山田孝之)
- 松山(山本裕典)
- 猫田(ムロツヨシ)
- 仁科(小柳友)
- 林(白石隼也)
- 関口(安田顕)
- マスター(佐藤二朗)
- 江里子(戸田恵梨香)
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【大洗にも星はふるなり】あらすじ
(ネタバレ注意!)
大洗の海にある海の家『江の島』。
ひと夏を、海の家のバイトとして、杉本(山田孝之)、松山(山本裕典)、猫田(ムロツヨシ)、仁科(小柳友)、林(白石隼也)、江里子(戸田恵梨香)、ヨシミは一緒に過ごした。
そしてその年のクリスマスも近付いたある夜、仁科が、夜の8時に海の家へやってくる。
それに続いて松山もやってくる。
お互いに何故こいつがいるのか疑問を持つが、さらに同じバイトだった女の子のブスの方の女性・ヨシミと付き合っている猫田もそこへ。
驚く3人だったが、 猫田はバイトでマドンナ的存在だった江里子ちゃんから手紙をもらったと言う。
『まだ、海の家、残ってるみたいですよ。
もしよかったら、イヴの日にまたそこで会いたいな。江里子』
それを見ると、松山も仁科も全く同じを手紙を受け取っていた。
疑問に思い色々と憶測を浮かべる3人。
そこに、タキシードを着てバラの花束を持った杉本もやってくる。
そしてさらに、海の家のマスター(佐藤二朗)も。
二人も同様の手紙を受け取っていた。
様々な憶測を言い合う5人だったが、そこへ見知らぬ男が入ってくる。
弁護士の関口(安田顕)と名乗るその男は、
海の家の取り壊しを要求し、撤去命令書を取り出す。
しかし江里子の事で頭が一杯の5人は、関口の事を意に介さず、
その様子をみて関口はしばらく部屋の隅で待つことに。
5人は、それぞれ江里子への愛を訴えたり、もう1人の女性ヨシミはブスだと言い出したり、
それぞれが言いたい放題だったが、実はヨシミと付き合っている猫田は複雑な表情になる。
その時猫田の携帯に、電話がかかってきていた事に気付き、
しぶしぶ外に電話を折り合えしかけに出て行く。
その直後、マスターにヨシミから電話が。
そこで一同は、猫田がヨシミと付き合っていた事を知り、
悪口を散々言ってしまった事を申し訳なく思い、
とりあえず2人の関係を知らないことに。
が、猫田が戻ってきた所で、あっさりマスターが口を滑らせてしまう。
慌ててフォローする一同だったが、猫田は結局ヨシミの元へ帰ることに。
これまで黙って見ていた関口だったが、耐え切れなくなり会話に入ってくる。
早く撤去作業に入りたい関口は、誰が江里子と付き合うのかを決めると言い出し仕切りだし、
江里子との思い出話を、全員から聞き出し始める。
杉本は、遊び疲れて寝てしまった江里子と、朝まで2人で海に残っていた時の話をする。
しかしそれを聞いた関口は、それが結局はストーカー的な杉本の行動だと指摘し、
話の内容を次々と看破してしまう。
そこに、浮気願望を捨てられないと、猫田が戻ってくる。
次に松山は、江里子と鴨川にデートに行ったと話す。
が、 またもや関口は、サメに詳しかった松山を、魚好きの江里子が水族館の案内役として利用しただけだと指摘。
次に仁科は、江里子と温泉に行ったと言い証拠写真を見せ付ける。
しかし関口は、その 写真のアングルの低さから、
江里子が温泉に行くと知った仁科が、親戚の子供を連れて温泉に行き、
偶然を装って江里子との写真を入手した事を見抜く。
そしてマスターが、「あれは台風が来た日の夕方……」と話し始めようとするが、
関口は、今年は台風の上陸はなかったと一蹴。
そして全員の言い分を聞いた関口が、
「話を聞いているうちに好きになった。思いを止められない」
と言い出し、海に出ていき
「江里子~!」
と叫び始める。
すると松山はが、自分がアメリカ留学が決まっていると打ち明ける。
そして結局、江里子とのデートは松山に譲ろうと言う事に。
とそこに、林(白石隼也)が現れる。
実は林も手紙をもらっていたが入っていけずに外から覗いていた様だった。
そして、この場に江里子とヨシミがもうすぐ来るという事が分かり、
クリスマスパーティーを開くことに。
そして、松山の告白の予行練習が行われる。
松山は妄想を始めるが、突然、林が脳腫瘍で余命短いと打ち明ける。
その事情を聞いた一同は、松山から林を応援する事に。
その事情の重さににいたたまれなくなった仁科は
「江里子とヨシミを迎えに行く」と言って出ていき、
猫田や松山も外へ出て行く。
すると関口が
「皆が貰った手紙は、君が書いたものだね」
と林に問う。
一同がここに来ることを知っていたのは、林だけだったからだ。
林はそれを認める。
林は元々、極度のおっちょこちょいで、
今までバイトをしても続けられなかったが、
この海の家では周りの皆のお陰で初めて楽しい思い出を作れた。
そんな皆と死ぬ前にもう一度皆と会いたくて、手紙を出したとの事だった。
女性2人には手紙を出していなかったが、外で話を聞いていて、
猫田に仕掛けたGPSを辿って、ヨシミが江里子を誘って偶然来ることになっただけだった。
マスターは「ここは永遠になくさない」と声をかけ、
関口は撤去命令書を終い「可能性があるのなら手術にチャレンジを」と声をかける。
杉本、マスター、林、関口は、浜辺へ向かう。
「この大洗にだって、湘南と同じ星が降っているんだよ」
との言葉に、手術を受ける事を決める。
そして、江里子とヨシミが到着する。
そしてまた次の年の夏。
海の家には、杉本も仁科がまたバイトに来ていた。
そして、林も来ていた。
猫田はヨシミと結婚。
クリスマス・イヴの日、林は江里子に告白したが、
あっさりとフラれ、江里子はその後沖縄の彼氏と結婚したとのこと。
林の脳腫瘍は、ただの林の聞き間違いだった。
そしてこの年も新しいバイトの女性がやってくる。
美女のクミコ、正反対のメガネのマサヨを加え、
また、新たな夏の海の家が始まった。
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【大洗にも星はふるなり】感想と評価
この【大洗にも星はふるなり】、
冒頭にも書きましたが、バカバカしくも面白い会話劇。
映画【キサラギ】の様な、ワンシチュエーション物のコメディサスペンス?で、
個人的には、佐藤二郎さんの面白さが爆発してて大好きな作品。(笑)
山田孝之の気持ち悪いキャラも、妙に似合っていて、
気軽に何も考えずに見れる、おススメ作品の1つです。
若干、サスペンス的に、謎を解き明かしていく感じの映画ではありますが、
細かい事は気にしないで、役者たちのバカバカしい演技を見て楽しむものかなと思います。
個人的には、重いサスペンスの様な映画も好きですが、
こう言う、登場人物たちが全力でバカバカしい話も大好きです。
深く考えず、気軽に見れるので、
是非1度見てみて頂ければと思います!