【ファイトクラブ】(主演:エドワード・ノートン)
【予告編】
この映画【ファイトクラブ】のタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)は、
主人公である僕(エドワード・ノートン)の求める、理想の自分像であり、
もしかしたら、世の中の男たちの理想像でもあるような気もする。
何物にも捉われない、自由で野性的な破天荒な性格。
それでいてカリスマ性があり、女性にもモテる。
こうなりたくても、ほとんどの人は色々な日常の制約に縛られてこうはなれない。
主人公の僕は、正に僕たちの一般的な姿と言えるでしょう。
僕たちと同じような生き方で、同じような葛藤を抱えている僕だからこそ言える、
共感できるような名言。
僕たちの理想でもあるタイラーだからこそ、実は気付いていても忘れてしまっている、
心に刺さる名言。
ココではそんな【ファイトクラブ】での名言を紹介します。
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【ファイトクラブ】名言集
-
『今すぐ死ぬとしたら、今までの人生をどう思うんだ?』
人はなんだかんだ、日々の生活の為とかで生きていたりします。
もし今、明日死ぬことが分かったら、自分の人生が良い人生だったって思えるか。
某海賊漫画で僕の好きなセリフでもある『全く、良い人生だった!』。
そう言って死ねる人生を歩めるのが、理想ですよね。
まぁそれがなかなか難しいんですが。
- 『いつか必ず死ぬって事を恐れず心にたたき込め!
なんでもできる自由が手に入るのは、すべてを失ってからだ』 - 『これはお前の人生だ。そして、1分ごとに死に近づいている』
少し上記の言葉と似ていますが、『時間は有限』だって事を人はすぐに忘れます。
何でもできる自由が欲しかったら一番単純な話、今自分を縛っているモノを、
すべて捨ててしまえば自由です。勿論、そんな事簡単に出来る訳ではないんですけどね。
でも、失っても実は何とかなるモノに縛られているって事も結構あったりしますよね。
- 『所有していたモノに気づいたら所有されている』
(Things you own end up owning you) - 『職業がなんだ?財産も車も、財布の中身も関係ない。クソみたいなファッションも関係ない。お前らは、あらゆる付属品がついた世の中のクズだ』
- 『文明生活の基本的な前提を拒否しろ。特に物を持つことの重要性を拒否しろ』
- 『僕は文明の思い上がりの象徴ともいえる物質文明主義を拒否する!』
良い家に住んで、良い時計をして、良い車に乗って。
例えそう言う贅沢な暮らしを出来るようになったとしても、
結局気付けば周りから見たあなたの印象は、あなた自身じゃなくて、あなたが持ってるものになる。
もし、それをまだ持ててないとしても、そう言ったモノを目指して日々働いている。
結局、所有したいと思うモノを追う為にせっせと働く。
そう言った目先の欲求に踊らされて、日々消費を続けている。
これらを買う為に一生を労働に費やす。それが本当に幸せなのか?って気もしてきちゃいますよね。
- 『お前は名前は仕事じゃない、車でもない、財布でもない』
(You’re not your job. You’re not the car you drive.
You’re not the contents of your wallet)
○○の仕事をしている人。○○って車に乗ってる人。○○の財布持ってる人。
物質を求めて働いてお金を稼いできた結果、もはやあなたはあなたではなく、
○○の人でしか無くなる。それに気付いたらもう空しくしかならないですよね。
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- 『痛みを感じろ。苦しみと犠牲が尊いんだ。痛みから逃げるな。人生最高の瞬間を味わえ』
- 『どん底に落ちてからしか、俺たちは生まれ変われない』
(Only after disaster can we be resurrected) - 『自分の殻を破るには、自分をまず壊すしかないようだ』
(Maybe we have to break ourselves to make something better out of ourselves) - 『恐れないことで壁は敗れる。個々の能力はそれほど重要じゃない』
(No fear. No Distractions.
The ability to let that which does not matter truly slide)
日々、何かに不満を感じていても、それを改善する為の労力を使おうとはしない。
その現状を変えたければ痛み・苦しみ・苦労を伴うのは当たり前。
それを避けて来たから、今の自分の現状にいる訳です。
痛みを感じるという事は、自分自身が成長しているという証拠。
その痛みを避けて日々を過ごしていくのは楽かもしれませんが、
その繰り返しがやがて大きな痛みを産む。
なんだかんだとやらない言い訳を考えて、それに自分で納得しようとする。
でも問題は自分自身の能力がない事じゃなくて、結局何かをやる一歩を踏み出すかどうか。
殻を破れるかどうかって事ですかね。
- 『完璧なんてない。完璧を目指すのはやめろ。
それより、進化するんだ。どんな結果になろうとも』
もはやどんな物事においても、完璧なんてものはないんですよね。
もしそれを完璧だと思っている人がいたら、もうその時点がその人の限界値になります。
そうじゃなくて、全てにおいて進化していくべき。
以前の自分よりも進化する。そして次はその自分よりもまた進化する。
そうする事で人は『成長』していくって事ですよね。
- 『腫瘍ができたらマーラと名付けよう』
名言とは少し違うかもしれませんが、自分より不幸な人々を見てストレス発散する為に、
ニセ患者として通っていたグループに、自分と同じことをしている女性マーラが。
そんなマーラに対しての嫌悪の言葉。
タイラーは理想の自分像であるのに対し、マーラは自分の嫌悪する部分を表しているようにも感じる。
つまり、結局自分が嫌悪感を抱く人とか行動って、
そのまま自分が自分の中で嫌いな部分だったりもするんですよね。
- 『もしいまこれを読んでいるなら警告しよう。
この文を読んでいる間にお前の時間は一秒一秒使われている。他にすることはないのか?
いまの瞬間をより良く過ごす方法を考えられないほど、君の人生は空っぽなのか?
それとも、読んで感動して感銘でも受けちゃいましたか?
君は読めと言われたものをすべて読むのか?
考えろと言われたことをすべて考えるのか?
買えと言われたものをすべて買うのか?
外へ出ろ。他人と接触しろ。過度の浪費や自慰行為なんてヤメちまえ。
戦いを始めろ。生きていることを証明しろ。
もし君が自分の存在を主張しないなら、君はただの統計データの1つになる。
警告は以上だ』
なんかもう、読んでしまった自分にちょっとイラっと来ますよね。(笑)
でも、何も反論できない自分もいる。
『自分の存在を主張しないなら、君はただの統計データの1つになる』
言ってみれば、ただの『その他大勢』になりたいなら良いけどさって警告ですよね。
今回紹介した以外にも、【ファイトクラブ】には様々な名言があります。
一部、表面的な部分だけを見て、ダークな印象を持つ人もいる映画ですが、
色々なメッセージ性が込められた映画ですよね。
見た事がない人は勿論、改めて見てみるって人も、
こう言った、僕やタイラーのセリフについて考えながら見て見ると、
より色々な事を感じられて面白いんじゃないかと思います。
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