【CUBE(キューブ)】

【予告編】

 

この【CUBE(キューブ)】『見知らぬ人が突然集められた』系の先駆け的映画。

同系統の映画としては、【SAW(ソウ)】などは有名ですよね。

集められた人々が、仕掛けの謎を解いて脱出を試みる訳です。

 

【SAW(ソウ)】が出た後、流行りの様に次々にこう言ったタイプの映画は出てきましたが、

やっぱり1番面白いのは、元祖である【CUBE(キューブ)】ですよね。

 

この【CUBE(キューブ)】では、男女7人が立方体の部屋に集められます。

(一人は本編開始直後にいなくなってしまいますが)

 

その7人が脱出の為に手を尽くすわけですが、この複数人数ってのが肝。

初めは、いきなり目が覚めたら訳の分からない場所にいる事への混乱や、

部屋を移動すると突然襲ってくるトラップへの恐怖で緊張感がありますが、

次第にこの極限状態の中で、人間の本性がむき出しになり、

同じ人間への恐怖からの緊張感に代わって行きます。

 

そう言った人間関係も含めながら、様々なヒントの元協力して脱出を目指すわけですが、

映画内で出てくるヒントに気付いた人が言ってることが、

ちょっと難しくて、どういう事か普通の人にはすぐには分かりづらかったりもします。

(数学的な用語も多いですしね(笑))

 

まぁでも、こう言った数学的要素などを含めて作ると、

どこかで矛盾点とか変な所が出てきてしまうのは、ある意味仕方ない事でもあります。

なので、何となく納得して、あんま深堀し過ぎない事が一番ですけどね(笑)

 

と言う事でココでは、この映画【CUBE(キューブ)】での罠&ヒントの考察と解説を、

僕なりに簡単に説明したいと思います。

 

まだ映画を見ていない方、ストーリーをイマイチ覚えてない方などはコチラから。

> 【CUBE(キューブ)】ネタバレ有あらすじ

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【CUBE(キューブ)】プレートのヒント(素数理論)

(※ ここからは映画キューブを見た人向けです!)

映画【CUBE】では、部屋と部屋を移動する部分にプレートが貼られていて、

そこに3桁の数字が3つ抱えれいる事を発見します。

 

そこから一同はまず、その数字を手掛かりに、トラップがある部屋かない部屋かが、

判別できると考えます。

 

初めに考え付いたのが、『素数理論』

そもそも理系の学生以外は、高校でちょっとやった程度だと思うので、

『素数』って?って人ももしかしたらいるかもしれませんが。

素数とは、1 より大きい自然数で、正の約数が 1 と自分自身のみであるもののことである。

正の約数の個数が 2 である自然数と言い換えることもできる。

1 より大きい自然数で素数でないものは合成数と呼ばれる。

まぁつまり、1と自分自身以外では割り切れない数が『素数』って事ですね。

5は、1と5でしか割り切れないから素数で、6は1,2,3,6で割り切れるから『素数』じゃないって事。

 

たまに理系ど真ん中の人とかだと、何故かこの『素数』が好きだとか言う、

ナイスなキャラした人いますよね。(笑)

 

ちょっと横道にそれましたが。

このキューブ内のプレートに書かれている数字は、(123,456,789)の様に、

3つの数字で表されています。

このどれかに素数が含まれている部屋には罠があった。

 

との事から、このヒントを頼りに『素数』がない部屋を移動していく事にします。

 

まぁ何の根拠も実証も少ない穴だらけの理論ですが、

何の手がかりも無い極限状況ではすがりたくなるのも当然ですよね。

 

そういう時こそ、希望的観測で行動するのは危険だって事は、

通常の精神状態では分かる事であっても、なかなか極限状態では気付けないモノです。

 

 

まぁ当然と言えば当然で、この理論は破綻してしまいます。

 

【CUBE(キューブ)】プレートのヒント(因数理論)

素数理論が破綻してしまった一同が、次に気付いたのが『因数理論』

 

『因数』って言われると、理系人間以外にはまた分かりにくいですが、

因数分解とか、素因数分解とかの因数ですね。

例えば、10の因数は、10=2×5なので、2と5が因数みたいな事です。

 

で、プレートの各数字の因数がの個数と罠の関係に気付きます。

 

勿論これも、何の確証もない理論ですが、

素数理論が破綻してしまった状況では、何かしらをヒントにしないと進めないという事ですね。

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【CUBE(キューブ)】プレートのヒント(デカルト座標)

ここまでの理論は、トラップの有無を判別する為の物でしたが、

一同の中に、このキューブの外壁を設計した人物がいた事から、

このキューブのおおよその大きさなどが判明する。

 

外壁の長さの1辺が130mの大きな立方体上の空洞の中にあり、

両端は8.4mづつ間を開けている

部屋の1辺が4.2mということから、{130m-(8.4m×2)}÷4.2=26.95

つまり最大で1辺に26の部屋、全体で26×26×26=17576の部屋があるという事が分かる。

 

多すぎでしょ。。。(笑)

一階に10部屋ある50階建ての高層マンションでも500部屋ですぜ。

って事は気にしないでおきましょう。(笑)

 

そして、プレートに書かれている数字が座標としての位置を表しているという説。

(123,456,789)の数字が、(x,y,z)の位置を示していると言う事。

 

そこで一同は、この1辺26部屋と言う事なども含めて考えた結果、

それぞれの数の和が座標になるのではないかと考えます。

つまり(123,456,789)の場合、(1+2+3,4+5+6,7+8+9)=(6,15,24)って事ですね。

 

『デカルト座標』って言うと、何か特殊なものに聞こえますが、

一般的に知っていいる、(x,y,z)の座標の事だと思えばOKです。

それをちょっとそれっぽく言うと、『デカルト座標』言うだけです。

 

しかしちょっと考えれば分かると思いますが、そうなるともし、9が3つの座標があると27。

つまり1辺26部屋と考えての事だった為、この考えが破綻してしまいます。

 

そして、その部屋が見つかってしまいます。

当然落胆の色を見せつつも、両端にある空洞の事も考慮すると、

この27の部屋が大きな意味を持つのではないかとも考えられる訳です。

 

【CUBE(キューブ)】部屋の移動

更に移動をしていた一同が、かなり前に犠牲になった人がいる部屋に辿り着きます。

その時に、この部屋の隣には前には部屋があったが、

今は隣は空洞になっている。

と言う事から、部屋が移動しているという説が挙がります。

 

そこで、先ほどの座標はあくまで初期値を表わしていて、

その後は数字に従って規則的に移動しているという事。

 

この規則については、いまいちどれが正解なのかは僕も定かではないので、

参考程度ですが、以下のような事みたいです。

 

座標を仮に文字で、(a1b1c1,a2b2c2,a3b3c3)とすると、

初期位置が(a1b1c1,a2b2c2,a3b3c3)で先程の理論から、

(a1+b1+c1,a2+b2+c2,a3+b3+c3)と言う事になります

次にキューブの移動は以下の様な法則があるとの事。

1回目に(a-b)を足す、2回目(b-c)、3買い目(c-a)を足していきます。

 

つまり(a1+b1+c1,a2+b2+c2,a3+b3+c3)+(a1-b1,a2-b2,a3-b3)=(2a1+c1,2a2+c2,2a3+c3)

さらに、(2a1+c1,2a2+c2,2a3+c3) + (b1-c1,b2-c2,b3-c3)=(2a1+b1, 2a2+b2, 2a3+b3)

そして、(2a1+b1, 2a2+b2, 2a3+b3) + (c1-a1,c2-a2,c3-a3) = (a1+b1+c1, a2+b2+c2,a3+b3+c3)

 

何か文字と数字だらけで分かりにくいですが。(笑)

3回移動すると、元の位置に戻るという事。

 

 

この計算でキューブを作って、全てを規則的に重なら様に、

ぶつからない様に移動できるかまでは僕には分かりませんが。

 

プレートの数字に関しても、3つの数を足した数が座標になるとしても、

そのパターンは9×9×9で729通りありますからね。

結果的には1+1+1から9+9+9までの27種類の座標ですが、

その数の組み合わせで、移動の仕方も変わる事になります。

つまり(x,y,z)の全ての数字をしっかり考えるとなると、

729×729×729通りの組み合わせから上手くいく座標を、17576部屋分考えるのか?

って思うと、ヤバいですよね。(笑)

 

もしかしたら正確には、移動させるためには空洞が空いている所もあるのかもしれませんし、

実は計算すれば算出できるのかもしれませんが、

僕は全く数学の専門家でも何でもないのでそのあたりは分かりません。(笑)

 

 

と、ここまでプレートの理論や、キューブの法則などについて解説してきましたが、

絶対的な正解や法則は分からないですし、

やっぱり映画でもあるのでそこまで考えすぎでも答えはないのかもしれません。

 

そう言った謎の部分を考える事含めて、面白い。

この【CUBE(キューブ)】は、そんな部分も楽しめる映画ですね。

 

興味湧いた方は、見てない人はまず1度、見た人を改めて是非見てみて下さい。

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