【CUBE(キューブ)】
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
【予告編】
【CUBE(キューブ)】キャスト
- モーリス・ディーン・ウィント(クエンティン)
- ニッキー・グァダーニ(ハロウェイ)
- ニコール・デ・ボア(レブン)
- ウェイン・ロブソン(レン)
- デヴィッド・ヒューレット(ワース)
- アンドリュー・ミラー(カザン)
- ジュリアン・リッチングス(オルダーソン)
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【CUBE(キューブ)】あらすじ
(ネタバレ注意!)
突然、見知らぬ立方体(キューブ)状の部屋で目が覚める。
部屋には前後左右上下、それぞれの面にに6か所のハッチが付いている。
そのハッチを開けると隣の部屋があるが、隣の部屋も同様の部屋が。
同様にこの、キューブの部屋に集められていたのは男女7人。
警察官のクエンティン。
精神科の開業医である、ハロウェイ。
女子学生のレブン。
小柄な初老の男性、レン。
無気力な独身男性、ワース。
精神障害を持つ、カザン。
スキンヘッドの男性、オルダーソン。
スキンヘッドの男性、オルダーソンが目を覚ます。
キューブの箱のような部屋に状況が分からないまま、壁に付いたハッチを見つけると、
隣のオレンジ色に光る部屋に移動する。
と、その瞬間突如網状のワイヤーが迫って来て、
オルダーソンは小さなサイコロ状のになって転がる……。
同様に別の部屋で目を覚ましたクエンティンも、移動を開始する。
すると、ワースと出会い、更にハロウェイ、レブン、レンも加わり5人の男女が、
現在の状況について話し合う事に。
まずは情報交換をしていると、この部屋の情報や、それぞれの職業、
覚えている範囲の記憶なども少しづつ明らかになって行く。
クエンティンは警察官であり、レンが脱獄のプロだった。
部屋の色は白・赤・青・緑など様々だが、基本構造は同じ。
時々罠がある部屋もあるようだが、部屋の色と罠の関係性ないようだった。
そこでレンが、隣の部屋に入る際に、紐を持ったまま靴を投げ入れて、
罠がないかチェックする事を提案する。
が、その方法もスグに破綻する。
靴を投げ入れても反応がなかった為、部屋に入ったレンが、
床に足をついた瞬間に罠が発動し、犠牲に。
罠の見極めが出来なくなり途方に暮れていると、部屋と部屋を繋ぐ通路内に、
小さなプレートがあり、そこに3桁の数字が3つ書いてあることを発見する。
そしてその数字から、今まで罠があった部屋では、
3つの数字に素数がある部屋には罠があると推理する。
その推理の元、周囲をチェックすると、周囲は罠だらけだった。
仕方なくまだ調べていなかった、天井のハッチを開くと、
突然カザンが降ってくる。
カザンは「青の部屋がいい」と言い、ずっと同じ部屋にこもっていたようだった。
素数のヒントを頼りに一同は部屋を移動し続けるも、
進んでも進んでも同じような部屋に移動するだけ。
更にトラップによる恐怖、何の為にこんな状況になっているかも分からない混乱。
そんな極限状態の中、次第に一同にもイライラが見え始める。
険悪な空気の中進み続けるも、素数ではない部屋に入った瞬間、
クエンティンの周囲にワイヤーが。
クエンティンは素早く脱し、何とか少し脚を切っただけで助かったものの、
素数の推理までも覆されてしまった。
何の手がかりも無くなり、皆のイライラも募ってくる。
警察官と言う職業柄、皆をリードしてきたクエンティンも、
次第に暴君の様な行動を取るようになっていく。
そして口論になった時に、ワースが突如「出口はない」と漏らす。
ワースは実は、ここの外壁の図面を描く仕事をしていた。
しかし内部の構造や、この建物の目的・用途などは何も知らなかった。
ワースが言うには、外壁も立方体で脱出口は1つだけ。
外壁の長さの1辺が130m、部屋の1辺が4.2mということから、
最大で1辺に26の部屋、全体で17576の部屋があるという事が分かる。
それを聞いたレブンが、デカルト座標だと気付く。
3つの数字は、3次元の位置を表す座標であり、これでおおよその場所が分かるとの事
が、1辺26個と思われた部屋に、27個めの部屋を示す座標が現れてしまう。
そこで、声や物音に反応する青い部屋を通り抜けることにして移動すると、
隣の部屋がない端っこと思われる部屋に。
外は真っ暗で、底も見えない。
そこで、皆の服を縛ってロープにして、外を見て見る事に。
ハロウェイがロープで降りてみるが、弾みをつけて動いた際に、
手が離れてしまいい、ギリギリクエンティンが手首を握るが、
その手をわざと離し、ハロウェイは落下してしまう。
皆のイライラもピークに達し始めている中、レンが犠牲になった部屋に戻ってくる。
が、そこで前は隣に部屋があった事に気付き、部屋が移動している可能性に気付く。
そして、プレートの数字は、素数ではなく因数。
そして、27を示す部屋が分かれば、外に出れる事を突き止める。
が、因数の計算は巨大計算機が必要なレベルの計算だった。
と途方に暮れていると、レブンの因数の問いに突然カザンが答える。
そのカザンの計算を頼りに移動を開始しようとすると、
クエンティンの暴君化も度を越えてくる。
ワース、ヘブン、カザンはクエンティンを退けて移動し、
ついにハッチを開けると、外の明るい光が差し込む。
外に出ようとするが、ワースは
「生きるに値するものが外にはない、あるのは人間の果てしない愚かさだ」
と言い残る。
「それでも生きるわ」
とレブンは外に出ようとすると、背後から追ってきたクエンティンに刺されてしまう。
ワースが抵抗するものの、ワースもクエンティンの犠牲に。
カザンは外に向かう。
クエンティンもそれを追おうとするが、ワースが足首を握りそれを止める。
その瞬間、部屋の移動に巻き込まれ、クエンティンも犠牲に。
ワースはキューブに残ったまま、天井を仰ぐ。
カザン一人、光の向こうには歩いて行く。
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【CUBE(キューブ)】感想と評価
この【CUBE(キューブ)】は、見知らぬ人々が突如集められる。的な話の先駆け映画。
この後、【SAW(ソウ)】などを境に、こう言ったタイプの映画は、
一時期流行ったかのように、次々に出てきました。
が、やっぱり二番煎じ感が否めない映画が多く、やっぱりこの【CUBE(キューブ)】は、
ダントツで面白い作品。
初めて見た時は、まさに衝撃の映画でしたね。
いつトラップが襲うか分からないドキドキ感と、
少しづつの手がかりから出口を探していくワクワク感。
何か失敗したら即犠牲になる緊張感で、見ている僕らも緊張しちゃいます。
何の目的で集められたのかも、何で自分が集められたのかも分からない、
理不尽極まりない極限状態の中での人間性の変化も見どころの一つ。
正義の味方ぶっていた奴が、他人を陥れようとしたり、
表面上を取り繕っていても、次第に本性が現れてきて、
トラップでの危険性から、次第に人対人の危険性に恐怖が変わって行く。
サスペンス的な謎解きをする要素のある映画ではありますが、
どちらかと言うと、そう言う人間関係や、人間の醜い部分と、
それでも見える人間の強い部分を見る事が出来る映画かなと思います。
実際に、全ての謎が解明する訳じゃないのに、
気付いたら最後まで見てしまう、まさに傑作映画。
若干やっぱりグロい部分はありますが、そう言う所を置いておいても、
自身を持って『面白い!』と言える映画。
【CUBE(キューブ)】、是非気になった方は1度見て見て下さい!
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