【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】監督:セス・グロスマン)

 

【予告編】

 

この【バタフライ・エフェクト3/最後の選択は、大人気映画の3作目。

 

1作目の【バタフライ・エフェクト】は、今でも大人気の作品。

そして2作目も公開されましたが、1作目が名作だっただけに、

なかなか高い評価が得られなかった2作目。

 

そしてこの3作目は、今までとは一味違ったサスペンス色の強い作品になりましたが、

今までの作品が好きだった人にとっては、良い評価をしていない人も見られます。

 

個人的には、やはり1作目が名作だという意見は変わらず、

どれが1番好きかと聞かれたら、1作目ではあるが、

この3作目も、1つのサスペンス映画として見れば面白い作品だと思っています。

 

> 【バタフライ・エフェクト】あらすじはコチラから

> 【バタフライ・エフェクト2】あらすじはコチラから

> 【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】あらすじはコチラから

 

 

本作も、今までの【バタフライ・エフェクト】シリーズと同様に、

ラストの切ない選択が印象に残りますが、

その後、サムの娘の行動が結構疑問が残る終わり方だったりします。

 

ラストに、色々な解釈が出来る終わり方をする事は、

サスペンス映画では良く見られることではあります。

 

その中で、映画を作った監督の中では1つの答えが決まっていて、

作中にそのヒントを散りばめている場合もあれば、

実際監督も、どう捉えてもらっても構わない。みたいな場合もあったりします。

 

なので、ココに絶対的な答えはないんだとは思いますが、

僕なりの解釈として、1つの考えをお話してみようかと思います!

 

【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】疑問のラストとは?

(ここからネタバレ注意!)

この【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】のストーリーは、

是非あらすじ解説の方を見て頂きたいと思いますが。

> 【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】あらすじはコチラから

 

 

この作品の主人公はサム、そして妹のジェナが登場するが、

実は妹のジェナは、子供の頃の火事で亡くなってしまうはずだった。

 

しかし、サムが過去に戻りジェナを救い出したことによって、

現在でもジェナは生きていた。

 

しかし、そのジェナが兄に対して歪んだ愛情を抱いてしまい、

次々に事件を起こしてしまう事に。

 

そしてラスト、主人公のサムは過去に戻り、

以前に自分が変えてしまっていた過去を元に戻す事で、

妹のジェナはその火事で亡くなる、元の現在に戻す。

 

その最後の選択から現在に戻ったサムは結婚して子供も生まれていた。

それまでの現在で事件の犠牲になってしまっていた親しい友人達も生きていて、

楽しくバーベキューパーティを開いていた。

 

妹のジェナは過去の火事で亡くなってしまっているものの、

多くの人にとってはハッピーエンドとして終わる。

 

 

と思われたが、ラストシーン。

自らの娘に、妹と同じ名前の『ジェナ』と名付けたサム。

 

その娘のジェナがバーベキューの網に持っていた人形を載せて燃やし、

笑みを浮かべていた。。。

 

【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】ラストシーン考察

ラストに娘であるジェナが、持っていた人形を燃やし笑みを浮かべる。

この意味については色々と解釈が分かれる。

 

燃やされた人形からパっとイメージするのはやはり、

妹と同じ名前を名付けられた娘の『ジェナ』の行動であることもあり、

火事で亡くなった、妹の『ジェナ』の事を連想するだろう。

 

初めにも言いましたが、ラストに色々な解釈が出来る終わり方をする事は、

サスペンス映画では良く見られることではあり、

その答えは実は決まってないって事も往々にしてあります。

 

なので絶対的な答えはないと思うので、

あくまで僕なりの解釈として、1つの考えですが。

 

 

まず、1つの可能性として、『ジェナ』と言う妹と同じ名前を付けられた娘が、

実は娘=妹だったと言う解釈の仕方。

要は、妹の『ジェナ』が兄であるサムを追って娘の精神に取りついた的な?

歪な愛情を持ってしまった妹が、どこまでも兄を追いかけている的な感じですよね。

 

まぁ、ホラー的な終わり方です。

ネット上などでもこの意見は見られたりします。

ハッピーエンドと思わせといて、最後にまた怖さを残すって終わり方も、

ホラー映画とかでは結構ありますしね。

 

この解釈もアリだとは思いますが、個人的にはどうもしっくりきません。

 

と言うのも、この『バタフライ・エフェクト』シリーズは、

過去に戻って現在を変えるって特殊な能力を持った話ではありますし、

1作目から比べると、諸々の設定は変わって居たりはしますが、

それでも一応、過去の自分の中に精神がジャンプするって事なはずです。

 

そして、それ以外に特殊な能力は基本的にはありません。

他人に乗り移るとか、そんな事までアリになっちゃうと、

もう何でもありなSFホラー映画みたいになってきちゃいますよね。

 

他の特殊能力までアリにしちゃうと、解釈なんて何でも出来てしまうので、

個人的にはこういう解釈の仕方はしませんでした。

 

 

ラスト、火事が起きた時間にサムがジャンプして、妹の『ジェナ』を部屋に閉じ込めますが、

その時『ジェナ』の声が途中から聞こえなくなった。

という事もあるようです。

(すいません。僕は気付きませんでした(笑))

 

ただ、だとしても出来る事としたら、

サムと同様に、過去にジャンプできるジェナが同じ時間にジャンプしてくる事位です。

もしかしたら、大人のジェナだったら何らかの方法でこの火事から脱出する事が出来たのかもしれません。

でも、それが娘の『ジェナ』と繋がる理由はないでしょう。

 

もしくは、この火事の時の妹『ジェナ』もすでにジャンプが出来るとしても、

ジャンプは基本的に過去に戻る事が出来るだけです。

妹『ジェナ』が過去に戻って、火事自体を無くす事は可能だと思いますが、

ラストシーンでの現在では、火事は起こり、そこで妹『ジェナ』はなくなった現在です。

 

つまり、可能性として考えられるのは、

妹『ジェナ』も同じ火事の時間にジャンプしてきていて、

何とか脱出して生き延びたが、それをサム達は知らずに現在に至っているって事位かと思います。

 

だとすると、サムが自分の娘に『ジェナ』と名付けたのは、

一般的な解釈の通り、妹として、家族愛していたサムが、

その妹への愛を忘れないようにとか、そう言う単純な気持ちだったからじゃないでしょうか。

 

【バタフライ・エフェクト3/最後の選択】娘の行動の意味とは?

そして重要なのは、娘『ジェナ』の最後の行動、そして笑みの意味ですが。

 

これもあくまで個人的に一番しっくりくる解釈としては、ですが。

前提として、彼らが出来る事は、

過去の自分の元にジャンプして未来を変えることが出来る。

これだけです。

それ以外の特殊な力とかはない、一般的な人間です。

 

そう考えれば、ラストシーンの娘『ジェナ』は、

妹が乗り移ったとか、追いかけてきたとかそんな事は一切なく、

まぎれもなく、サムの娘である『ジェナ』です。

 

そして、この能力はサムと妹『ジェナ』だけの能力とは限りません。

『バタフライ・エフェクト』の1作目でも、

主人公の能力は、元々父親が持っていた能力が遺伝したものでしたし、

能力が遺伝する事は、このシリーズの設定として考えても自然な事でしょう。

 

つまり、その能力が、娘『ジェナ』に遺伝していてもなんら不思議ではありません。

 

 

じゃあなぜ娘『ジェナ』は最後、人形を焼き笑みを浮かべる。

と言う行動を取ったのか。

 

この時の娘『ジェナ』は、中身は子供の『ジェナ』ではなく、

未来から自分の子供の頃にジャンプしてきた、大人になった『ジェナ』だった

 

そうは考えられないでしょうか?

 

ちょうど、『バタフライ・エフェクト』の1作目でも、

ラストで主人公は子供の頃のパーティの時間に戻って、

最愛の人との出会いを無かったことにする事によって決着をつけますよね。

 

僕が本作のラストを見た時に、それが思い浮かんだんですよね。

(1作目を見ていない方はすいません(笑))

 

が、そうだとしても人形を焼いたり、笑みを浮かべたりする理由は分かりません。

だけど、シリーズの他の作品を見てもそうですが、

過去を変える為に、未来から戻ってきたときには、

大抵は突飛な行動に見えるような事をして、強引に未来を変えて行ったり、

若干ジャンプしてくる前の感情を引きずって変な表情していたりしてますよね。

 

勿論それは、そこまでやらないと未来が変わらないから。とか、

時間が限られているから、少しづつ行動をしている余裕がないから。とか

色々な理由はありますが。

 

未来からこの時間にジャンプしてきた娘『ジェナ』が、

何かを訴えようとして起こした行動だったとか、

もしくは、強引にこの時間の出来事を変えて未来を変える為の行動だったとか。

そう考えるのが、僕は一番しっくり来た訳です。

 

ただまぁ、それにしては、あっさりと人形をバーベキューコンロに乗せて、

笑い方も不敵な感じではありましたけどね。(笑)

 

そしてその上でこの行動の意味を考えると、

例えば、この人形自体が未来で何らかの影響をもたらすとか、

妹『ジェナ』は実は生きていて、この先の未来でまた事件を起こす。

それを訴えかける為に人形を燃やしたとか??(笑)

 

まぁ可能性は色々と考えられますが、娘『ジェナ』vs妹『ジェナ』

そんな続編もあったら面白いんじゃないでしょうか!(笑)

 

【バタフライエフェクト3/最後の選択】ラスト考察まとめ

何度もいいますが、これは僕個人の勝手な解釈であり、

明確な答えと言う訳では勿論ありません。

 

恐らく、映画の監督も、明確の答えを持ってこのラストシーンを入れた訳じゃない。

僕はそう思っています。

 

僕自身も含め、その映画を見た人それぞれが、

一番納得が出来る解釈を見つけられればそれでいいんだと思います。

 

個人的にはこう言う風に、色々と解釈を考え可能性を考えてみる事自体が結構好きだと言うだけなので、

是非今回の考察・解釈についても、

 

「それだと、このシーンが変になってこない?」

 

とか、反論でも議論でも、あったら是非コメントでも下さい!(笑)

 

もしまだ見てない人とか、内容を忘れちゃった人は、

もう一度見てみたりすると、新たな発見があったりして面白いかもしれませんので是非!

other newsstory

→ バタフライ・エフェクト3/最後の選択-映画動画無料視聴方法解説!

→ バタフライエフェクト3/最後の選択-映画ネタバレあらすじ解説!感想&評価!

→ 【シリーズ】バタフライエフェクト映画感想&あらすじネタバレ注意!

→ 【シリーズ】バタフライエフェクト2映画ネタバレあらすじ!感想&評価!