【7つの贈り物】(主演:ウィル・スミス)
【予告編】
この映画を見た多くの人が思うのが、
「この結末は良かったのか?」
「トーマス(主人公)は良い事・正しい事をしたのか?」
って事ですよね。
ホントにこの【7つの贈り物】は人によって、意見や感想は様々で、
でも、何かしらの感情が残る映画です。
何も事前知識をなく見ると、人によっては後半になるまで意味が分からなくて、
下手すると眠くなっちゃったりする人もいる映画。
それでもラストに至るまでの後半は、衝撃を受けてしまう映画です。
「この人のやった事が理解できない」
って人もいれば、
「ヤバい。衝撃的過ぎて放心状態になった」
って人もいる結末。
その結末に対しての僕なりの1つの感想と意見です。
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【7つの贈り物】のラスト結末は?
※ ここからネタバレも含みますので、ご注意ください!
ラストシーン。トーマス(ウィル・スミス)から贈り物を受け取った二人、
エズラとエミリーが出会います。
そして、二人で前向きな顔をしてエンディング。
確かに、二人ともトーマスのお陰で生活が一変し、前向きに生きて行けるようになった訳です。
そう言う意味ではある意味、ハッピーエンドなのかもしれません。
ただ、その為に一人の人間がかけがえのない物を提供している事実。
正直僕は、明るい雰囲気で結末を迎えてはいるものの、
全くハッピーエンドとは思えませんでした。
それが僕なりの解釈からの1つの結論。
だけど、僕はそういう感情で結末を迎えたからこそ、好きな映画の一つになったんですよね。
【7つの贈り物】彼のした事は良い事だったのか?
7つの贈り物をしたことで、7人の人がある意味人生を救われた訳です。
(正確には、その家族とかも含めると7人以上かと思いますが)
だけどそれは、それぞれの人が望んだわけではなく、完全に彼の独断。
すごく単純な見方をしたら、
『自分の全てを使って7人の人を救った』
って結末で、『自己犠牲』的なテーマを感じる人も多かったと思います。
ただ僕はこの『自己犠牲』って言葉には全然しっくりこなかったんですよね。
確かに、自分の不注意から7人の人の人生を終わらせてしまった事への『贖罪』として、
自分の犠牲にして7人の人を救ったって言うのが、一番単純な見方かと思います。
ただ僕が個人的に感じた事は、『自己犠牲』とか『贖罪』『罪滅ぼし』って言う種類の、
ある意味ドラマティックな気持ちじゃなくて、もっとすごくリアルな人間的な気持ちかと。
自分のせいで7人の人を巻き込み、最愛の人までなくしてしまって、
もはや『赦してもらいたい』とか『自分を犠牲に』とかって気持ちは無いんじゃないかと。
もうずっと、自分の人生の終わらせ方を探しているくらいの気持ちだった気がします。
それでもやっぱり最後に、何か自分が残っちゃった意味を残したかった。
そんな風に僕は感じました。
だけど当然『恐怖』はあったり、自分の行動に『疑問』もあったり、
色々な感情でぐちゃぐちゃになって、車の中で一人で叫んだり。
そう言う気持ちで見てみると、【7つの贈り物】全編通して、
色々な所で見えるトーマスの微妙な表情が、
すごくなんか切ないというか、悲しいというか、
人間臭い表情に見えてスゴク引き込まれます。
そして、トーマスの嘘がバレて、行動の意味が分かってからラストまでの終盤はもう、
感動とも悲しみとも違う感情で、涙が止まらなくなってしまいました。
このトーマスに共感できるかどうか。
この【7つの贈り物】は、それ次第でかなり意見が分かれる映画ですね。
それは多分、その人それぞれが今まで経験してきた事次第な気がしました。
ちなみに僕は、好きな映画のかなり上位の映画です。
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