【7つの贈り物】(主演:ウィル・スミス)
【予告編】
まだ見てない場合は、まずは見て下さい!(笑)
見た上で、意見がかなり分かれる映画です。
そして、人によって色々な疑問を持つ映画でもあります。
その1つが、『何故クラゲなの!?』って事。
ある意味このクラゲが、【7つの贈り物】の雰囲気を幻想的にしている役割も買っています。
わざわざ、モーテルに大きな水槽を持ち込んでまで、このクラゲを大事にしている、
主人公のトーマス。
クラゲってやっぱり、幻想的でどこか不思議な雰囲気があり綺麗ですよね。
僕も好きな映画の1つで、【ムーンライトジェリーフィッシュ】(主演:藤原竜也)って映画でも、
このクラゲが雰囲気づくりに一役買っています。
この【7つの贈り物】でも、『何故クラゲを使ったのか』って部分に明確な答えが
ある訳ではないかもしれませんが、僕なりに感じた事の話です。
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【7つの贈り物】のクラゲは?
※ 以下、ネタバレを含むため、見てない方はまず映画を見てみて下さい!
この映画で使われているクラゲは、『ハブクラゲ』と言われる種類のクラゲで、
比較的暖かい所に住むようなクラゲで、結構ヤバいクラゲの一種のようです。
ハブクラゲの毒は重度の場合、呼吸困難なども引き起こすようなので、
ラストの手段としては、あり得る方法ではあるようです。
『氷水の中では威力は弱くならないのか?』
『毒を食らった心臓の移植って大丈夫か?』
とか、現実的に考えると疑問に思う人もいるみたいですが、
映画はもはやそんなところを気にして見なくてもって気はしますがね。(笑)
流石にモーテルのお風呂で、溺れてとかだと無理があるかもしれないですが。
簡単に言えば、そう言う所が気になっちゃったら、この映画にあまり入り込めなかったって事ですね。
とは言え、僕が考えるクラゲでのラストを選んだ理由としては、
まぁ単純に考えると、保存状態を良くする為にとか?
実際それで保存状態が良くなるかは専門家ではないので分かりませんが。(笑)
そう言う理由よりは僕は、映像的な印象とかって意味合いが強い気がします。
想像してみて下さい。
もしトーマスが別の方法でのラストを選んでいたら。
何処かに紐をかけて、椅子に乗って、その椅子を倒して……
なんかもう若干ホラーっぽい印象と言うか暗い印象が付いちゃいますよね。
勿論、その行動としては明るい印象の行動ではないですけど、
幻想的なクラゲを用いる事で映画全体の印象を損なわないというか、
より幻想的に映るというか。そんな意味合いなんじゃないかと僕は感じました。
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【7つの贈り物】クラゲがもたらす衝撃のラスト
映画の冒頭から、主人公のトーマスが自分で電話を掛ける所から始まり、
ラストにもそのシーンが来る訳ですが。
そうなると当然、このシーンに至る為に全ての計画を立てていたわけです。
そして、最終的には贈り物を送られた人達の前向きな姿で終わって行きますが、
「果たしてこれはハッピーエンドなのか?」
「トーマスの行った事は、正しい事・良い事なのか?」
そんな思いが、映画を見終わった後にあたまの中をぐるぐる回ってきます。
途中で、ある程度の結末が予想できちゃったりもしますが、
それでも何とも言えない気持ちに襲われて、少しの間放心状態になっちゃったりする結末。
この結末を『贖罪』だとか『赦し』を得たかったとかって、物語として単純に捉えるか。
もし自分が同じ状況だったら??
そう思うと、それだけじゃないもっと人間臭い部分のトーマスの気持ちに、
何とも言えない放心状態になってしまう。
そんな映画でした。
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